羅帝学院に通っていいことなんて無かった。 何で私に良い事が訪れないの・・・? つまんない・・・。 今すぐに消えて亡くなりたい。 こんなことを思うのは 「一人だから。一人だからなの?誰か答えてよっ!」 気づけば一人で大声で叫んでいた。 「誰が一人なのよ。」 私の前に。一人の少女が現れた。 手を差し伸べてくれてる。 穢れている人間に。 「俺の名前は羅帝。あんたは?」 「亞香音・・・」 「亞香音・・・ね。わかった。ほら、いつまで座り込んでいるのよ」 手を近くに差し出してくれてる。 私は羅帝の手を握って立ち上がる。 その手はとっても温かく、いつまでも握っていたかった。 ふと私の目からは涙が零れていた・・・───。 「・・・りがと」 「亞香音?」 今、私の下に羅帝と言う名の神が舞い降りて来てくれたのだろうか それとも天使が舞い降りて来てくれたのだろうか。 Black Angel 毎日つまらなかった。 誰も私を知っている人なんていない。 誰もわかってくれない。 そんな日々を私を送っていた。 「みんな、席に着けー!」 先生が声をかける。 そしてメモを確認しながら 封筒を配りだした。 その封筒に何が入っているかわからなかった。 そして全員に封筒が行き渡ると 「今からクラス替えを行う、そして今回は自分でクラスを選べる。 早いものがちだ!だが、自分のクラスを選ぶ権利を最後までに もっていないとその時点で脱落=退学となる。」 教室がザワメキ出した。 この時期にクラス替え、そして権利・・・。 誰がこんなことを考えたのだろうか・・・。 「権利を最後までに持っていないとってどういう意味ですか?」 後ろの方から声が聞こえた。 真面目な事を聞くなと私は感心していた。 「今回はバトルでクラスを決める」 バトル・・・?何でバトルなんだ・・・。 何が目的なんだ・・・。 「何でバトルなんですか?」 先ほど質問した人が聞き返す。 「羅帝様が退屈しのぎにと・・・」 羅帝・・・!!この学校で一番の権限を持っている。 親の学園長よりも・・・。 そして羅帝というなを聞いて呆れている奴もいた。 「一度決まったことだ!詳しいルールは封筒の中に入っている。」 そう告げて先生は座った。 みんな一斉に封筒を開けた。 中に入っていたのは 【羅帝学院中等部2年クラス替えのお知らせ】 この度は羅帝学院中等部2年のクラスを一斉に替えたいと思います。 文句がある奴はどうぞ学校をおやめください。 ルールは以下の通りです ◆ 暴力は許可する、だってバトルだもん ◆ 権利の券を最後担任の先生またはこのクラス替え担当の先生にもって行くこと(権利の券は封筒の中にある) ◆ 権利の券のコピーは禁止。 ◆ 券が破れたものは無効となる。 ◆ 脅しは無し。正々堂々と戦うこと 因みにクラスを決めていく順番は枚数が多い人から クラスを決めていく。 以上。時間は今日の10:30〜4:00までとする。 それまでに権利の券を持つこと。 わかったなら開始時間まで教室にて待機している事 チャイムがなったら開始なり終わったら終了。 今回は特別に、権利の券はいろんなところに100枚ほど 隠してある。その券は、発見した人の権利となる。 なお、いろんな場所に先生、監視カメラを設置させていただいた。 ほとんど死角はないと思え! こんな滅茶苦茶なプリントを配られても意味が無い。 ここは実力を出さないとダメって言う事なのか・・・・・・。 ぐずぐずしている間に、チャイムが鳴り出した。 みんなは一斉に立ちだした。きっと、みんなはこの学院に残りたいと思う。 だったら、こうしてはいられない。私もゆっくりと立ち上がり・・・・・・・・・。 「ねぇ・・・・・・。」 その辺の男子に話しかけてみる。此方を向いた瞬間殴る。 さらに殴り蹴り掴み落とす。 「雑魚はそこで跪いてなさい。」 あーあ。また手が汚れてしまった。 手には鮮やかな血がべったりとついている。 手を洗いたい。早く手を洗いたい。早く・・・・・・。 「雑魚とはなんだ。雑魚とは!!」 先ほどの男子が立ち上がってきた。私は男子に指を向け打つ。 その弾は男子の頬に当たった。かすかに赤い血が涙のように滴り落ちてきた。 「いてぇ・・・・・・!!」 男子は叫ぶ・・・。だから言ったのに、雑魚は跪いていればいいんだ・・・・・・。 「なにするんだよ。」 うざい。 「早く券をよこせ」 手を差し出す。私はお前等の夢を壊したいだけ・・・・・・。 「まだやれる」 まだやれる・・・?懲りない男だ・・・。それとも死にたいのか・・・?? だったら殺してやるよ。お望みどおりに・・・。 「うるさい。」 「まだやれ・・・・・・ぐはぅっ」 だまれ・・・。だまれええええぇぇぇぇぇ...!!! 私は無意識に男子の腹を蹴っていた。それも何度も何度も・・・。 しつこい奴はきえろ・・・。消えろ・・・。消えて無くなってしまえ・・・・・・!! 「・・・・・・もうやめたらぁー?死んじゃうよぉー?」 関係の無い人の声が聞こえた。周りはクスクスと笑っている。 所詮、雑魚は雑魚だ。ここに居るものを全員退学にしたい。 ココロの中で強く思う。それと同時に軽く殺意を持った。 私はまず、男子の券をとり・・・・・・。周りの人間をにらみつけた。 「私に全部の券をよこせ・・・。」 一人の女子を睨みつけた。その女子以外の人間は教室から出て行ってしまった。 弱い人間だ・・・。 私は溜息をついた。相手はやけにビビっている。 「け、券はさ、さ、さ、差し上げますので許してく、ください。」 あーあ。嫌われちゃったかな・・・? 見た目から大人しい女子だ。この子から券を奪うのはかわいそうだ。 「あー・・・。いいよ。別に・・・・・・。」 女子は、驚いた顔をしていた。名前でも聞いとこうかな・・・。 「君の名前は・・・?因みにうちの名前は亞香音」 女子は少しほっとしてた顔をしていた。 「私は・・・。『あんな』って言います。」 深々とお辞儀をしてくれた。良い子だとすぐにわかった。 「・・・そう頑張って生き残ってね。」